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起業をする際の資金調達とは?具体的な方法について紹介 - 後藤允良税理士事務所

新しいビジネスを立ち上げる際、多くの起業家が最初に直面する大きな課題が資金調達です。
十分な自己資金がなければ、どれほど優れた事業計画があっても、その実現は困難になります。
しかし、起業を志す人々のために、国や自治体は様々な支援制度を設けています。
この記事では、事業開始までの流れを解説するとともに、様々な資金調達方法について解説いたします。

起業するまでの流れ

起業を成功させるためには、計画的な準備が不可欠です。
まず、行うべきこととして事業アイデアの具体化が挙げられます。
どのようなサービスや商品を誰に提供するのか、市場のニーズや競合他社の状況などを詳細に調査し、事業計画書を作成します。
この事業計画書は、融資を受ける際にも重要な書類となります。
次に、資金調達です。
起業時の資金調達の方法として、融資があります。
融資を検討した場合、会社設立登記を要件としていることが一般的であるため、融資の申請前に設立登記を済ませておくと良いでしょう。
資金が確保されたら、各種会社で必要な手続きを行わなければなりません。
税務署への届け出、社会保険・労働保険の手続きなど、会社を運営するために必要な様々な手続きを進めます。
これらの手続きは複雑で、多くの書類が必要となるため、専門家の助言を得ながら進めると良いでしょう。

起業する際の資金調達方法

起業する際の資金調達は、事業の成否を左右する重要な要素です。
融資制度を活用すれば、自己資金が少なくても事業を始められます。

新規開業・スタートアップ支援資金

これは、日本政策金融公庫が提供する、新規開業や事業開始後おおむね7年以内の中小企業・小規模事業者を対象とした融資制度です。
この制度の目的は、起業家の資金調達を支援し、新たな事業の創出を促すことです。
融資限度額は7200万円、うち運転資金4800万円と高額であり、返済期間は設備資金で20年以内、運転資金で10年以内と比較的長く設定されています。
原則として、担保や保証人は不要とされている点も大きな特徴です。
また、要件を満たすことで、より優遇された条件で融資を受けることもできます。

女性、若者/シニア起業家支援関連

この融資制度は、女性、35歳未満の若者、55歳以上のシニア起業家を支援するために設けられたものです。
新規開業・スタートアップ支援資金と比べて、さらに有利な条件で融資を受けられることが特徴です。
具体的には、融資限度額が7200万円、うち運転資金4800万円で、通常の制度よりも低利率で利用できる可能性があります。
また、担保や保証人については原則不要とされています。

再挑戦支援関連

これは、廃業歴がある起業家を支援するための制度です。
1度事業に失敗したものの、再び起業を目指す方に対し、通常よりも有利な条件で融資を提供します。
融資限度額は7200万円、うち運転資金4800万円で、利率も優遇されることがあります。
貸付期間は設備資金で20年以内、運転資金で15年以内です。
担保や保証人は原則不要とされているため、過去の失敗を乗り越え、再起を図りたい起業家にとって大きな支えとなります。

中小企業経営力強化関連

これは、税理士や弁護士など、認定経営革新等支援機関の支援を受けて事業計画を作成する中小企業・小規模事業者を対象とした融資制度です。
事業計画の策定を専門家と共同で行うため、事業の成功可能性が高いと評価されることが多く、融資を受けやすくなります。
融資限度額は7200万円、うち運転資金4800万円で、利率も通常より低く設定されることがあります。
担保や保証人は原則不要です。
融資対象は、認定経営革新等支援機関の支援を受けている中小企業・小規模事業者で、事業開始後おおむね7年以内の事業者が含まれます。

自治体や信用保証協会による制度融資

これは、地方自治体と信用保証協会、金融機関が連携して提供する融資制度です。
自治体が、中小企業や個人事業主の事業活動を支援するために設けられました。
この制度を利用すれば、信用保証協会が金融機関からの借入を保証してくれるため、担保や保証人がなくても融資を受けやすくなります。
融資限度額や返済期間、利率は、自治体や制度によって異なります。
融資対象は、各自治体が定める要件を満たす中小企業や個人事業主です。
信用保証協会への保証料が必要となりますが、低利率で資金を調達できるメリットがあります。

まとめ

起業する際には、事業アイデアの具体化や資金調達、法的な手続きなど、多くのステップを踏む必要があります。
資金調達では、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金や、自治体・信用保証協会による制度融資が有効な手段です。
これらの制度を活用することで、担保や保証人がなくても、有利な条件で資金を調達できます。
起業時の資金調達でお困りの際は、ぜひ税理士にご相談ください。